レッドブル大型アップデートでフェルスタッペン復活
レッドブルが回転リアウイングを含む大規模な車体改良をマイアミGPに投入し、フェルスタッペンが予選2番手に躍進。本人も「もうただ乗ってるだけじゃなくなった。思い通りにドライブできるようになった」と手応えを語り、トップグループとの差が半減したと報じられた。シーズン序盤の苦戦から一転、チャンピオン奪還に向けた本格的な反撃が始まった。
2026年4月27日〜2026年5月3日 (60記事を分析)
19歳アントネッリが3戦連続ポールで才能を証明する一方、レッドブルが大型アップデートで復活の狼煙を上げた激動のマイアミウィーク。スプリントではマクラーレンが貫禄の1-2を飾り、各チームの明暗が鮮明に分かれた。
キミ・アントネッリ(メルセデス)
わずか19歳のアントネッリがF1マイアミGP予選で3戦連続ポールポジションを獲得し、メルセデス代表が「本当にスペシャルな走り」と絶賛する圧巻のパフォーマンスを披露した。スプリント予選ではアクシデントにより2番手に甘んじたものの、決勝予選では格の違いを見せつけた。ルクレールとの接触場面など荒削りな部分も残るが、その非凡な才能はF1界全体が注目する存在へと急成長している。
レッドブルが回転リアウイングを含む大規模な車体改良をマイアミGPに投入し、フェルスタッペンが予選2番手に躍進。本人も「もうただ乗ってるだけじゃなくなった。思い通りにドライブできるようになった」と手応えを語り、トップグループとの差が半減したと報じられた。シーズン序盤の苦戦から一転、チャンピオン奪還に向けた本格的な反撃が始まった。
ノリスとピアストリがスプリントレースで1-2を達成し、マクラーレンの競争力が本物であることを示した。ただし決勝予選では4番手・7番手と伸び悩み、ノリス自身も「これが自分たちのいるべき位置」と冷静に現状を分析している。アップデート効果と課題が混在する中、チームとしての真の実力が問われる局面が続く。
アストンマーティン・ホンダはFP1で最下位付近と苦しいスタートを切り、予選でもアロンソとストロールがQ1敗退となる厳しい現実に直面した。しかしHRC Sakuraが対策を施したPU振動問題に改善の手応えが見られ、スプリントではアロンソが最終ラップに執念のオーバーテイクを決めてキャデラック勢を上回った。予選の競争力回復が急務だが、着実に前進していることも事実だ。
F1マドリードGPは遅延の噂がある一方でチケットがほぼ完売となり欧州最高額でも人気が衰えない現状が浮き彫りに。またF1の2027年PU規則(電動比率40%への引き上げ)を巡る議論が5月中旬の変更デッドラインに向けて本格化しており、エンジン規則の大幅変更が2028年まで先送りになる可能性も報じられた。CART王者でパラリンピック金メダリストのアレッサンドロ・ザナルディ氏の逝去(享年59歳)にモータースポーツ界全体から追悼の声が寄せられたことも、この週の重要な出来事として記憶に残る。
マイアミGP決勝(雷雨対応で開始時刻が変更された異例の一戦)の結果を受け、選手権争いの勢力図がどう塗り替わるかが焦点となる。レッドブルのアップデート効果が1戦限りでないかどうか、アントネッリがポールスタートを決勝でも生かせるかが次週の最大の見どころだ。