フェルスタッペンとレッドブル、崩壊の足音
イギリスGPでフェルスタッペンは終盤にマシンストップを喫し、首位とのポイント差が103点に拡大。相次ぐリヤウイングトラブルや信頼性問題に激怒し「もう終わりにしなければ」と公言。レッドブル内部でも株主層のフラストレーションが高まっているとされ、マクラーレン移籍説やベアマン昇格案など去就報道が過熱の一途を辿っている。
2026年7月6日〜2026年7月12日 (137記事を分析)
ルクレールがイギリスGPでフェラーリ通算250勝目を飾り、フェルスタッペンはトラブルで失速。レッドブルの崩壊とフェラーリの復調が鮮明になった劇的な一週間。
フェラーリ&シャルル・ルクレール
シルバーストンでルクレールが優勝し、フェラーリのF1通算250勝という歴史的マイルストーンを達成。直近3戦で2勝と復調著しいフェラーリはタイトル争いに本格参戦する気配を見せ始めた。一方でバスール代表はメディアの熱狂を冷静にいさめ、「まず次のスパに集中」と地に足のついたコメントで周囲を驚かせた。
イギリスGPでフェルスタッペンは終盤にマシンストップを喫し、首位とのポイント差が103点に拡大。相次ぐリヤウイングトラブルや信頼性問題に激怒し「もう終わりにしなければ」と公言。レッドブル内部でも株主層のフラストレーションが高まっているとされ、マクラーレン移籍説やベアマン昇格案など去就報道が過熱の一途を辿っている。
5年越しで完成したレッドブルのハイパーカー「RB17」が、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでついに実走を披露。設計者のニューウェイ本人と角田裕毅がステアリングを握り、F1級V10サウンドが観衆を魅了した。角田は「これまでで最高クラスのサウンド」と絶賛し、10億円超えのモンスターマシンが伝説の幕開けを告げた。
2026年F1スペインGP(マドリード)の舞台となる新サーキット「マドリンク」で、フェラーリがフィルミングデーを活用しルクレールとハミルトンが約200kmの走行を実施。規則のグレーゾーンを突く形でライバルに先駆けてコースデータを収集し、早くも抜け目ない戦略眼を発揮した。建設作業が続く中での実走は世界的な注目を集めた。
パト・オワードがマクラーレンのリザーブドライバー離脱を直訴し、インディカーへの専念を宣言。F1への夢に終止符を打った形で、マクラーレンのリザーブ体制見直しが急務に。また、FIAが2031年導入を視野に「共通V8」エンジン案を検討中との情報が浮上し、給油復活・独立系エンジンビルダーの供給構想も含めた次世代PU規則の議論が静かに加速している。さらにF1スプリントの2027年拡大案(最大10戦)やモンツァへのスプリント導入(3年契約)が相次いで報じられ、レースフォーマットの大変革が現実味を帯びてきた。
次戦はベルギーGP(スパ・フランコルシャン)で、完売目前の11万5,000人規模の熱狂が予想される。アストンマーティン・ホンダは次戦オランダGPで新スペックPU投入を予告しており、フェルスタッペンも「スパでも同じように苦労する」と自ら認める中、レッドブルの更なる苦境とフェラーリ・メルセデスの追い上げが最大の見どころとなりそうだ。